今月は皇帝、今日はペンタクルス7が鍵。
今週末に64歳になります。64年間を小アルカナを通して、皇帝のように見つめることにしました。
皇帝はなにを見ているのだろう。
精鋭部隊か?敗残兵か?民のかまどか?
これから耕すことになる荒野か?崩れた塔か?
ペンタクルス7
ペンタクルスが果実のように実りかけています。ただし、男はなにか不満の様子。
このままでは収穫にならないのかもしれません。
実占時には、ターニングポイントのときに出ます。行き詰まりは意味しません。
そして、依頼者も分かっている場合が多い。
単に方向転換すれば吉。
単に方向転換……そう……転換すれば吉。
そうなんだ。舵を切れば良いだけ。
そんなことは、みんな分かっているよね……
70年代、思い切って方向転換してみた。
飲んだくれの日々はまずいと会社員になりました。ちっちゃな家電販売会社の営業。
大手企業に勤めてる人なら見たことあると思う。昼休み、食堂の片隅にいろんなものを販売している業者がいると思います。そういう仕事をした。
一年間は頑張ったなぁ、売り上げもよく後輩を指導する係りも任された。朝晩の通勤ラッシュの中、スーツにネクタイ姿で一年間は頑張った。
ある日、ぶつっと切れて退職。
会社員に方向転換したが向いていませんでした。
別に反社会的な人格だとは思えないんだが、めっちゃ生き辛かった。
再び、ちょっと働き日銭を稼ぎ、ダラダラと「インドに行きゃなんとかなる」とうわ言のように呟きながら飲んだくれ。
もう飛び込むかインド行くかになって、インド。当時は「インドは呼ばれた人が行く」と言われていました。
周りにインドへ行った人はいなかったし、情報もネットの無い時代。バンコクへ行ったら情報があるという噂を信じて、まずバンコクへ飛んだ。
まったく知らなかったが、あの当時のバンコクって、まぁちょっとしたアングラ。溺れそうになったがなんとかカルカッタへ。
安いチケットだったせいか、着いたのが夜中でさ、季節は今頃だったと思う。
バンコクは暑かったんでTシャツしか持って無くて、カルカッタの寒さに震え上がった。
インドといえばベナレス。もちろん直行するつもりだったが、あまりの寒さに、こりゃだめだ南に行こうと方向転換。あの時にセーターでも買ってベナレスへ直行してたら、また違う人生だったんだろうな。
もしかしたら、そのまま西に進んでカイバル峠を越えてヨーロッパへ向かったかもしれない。違った人生をおくっただろう。
ターニングポイントはそこらじゅうにある。
そして、ポイントオブノーリターン(帰還不能点)もそこらじゅうにある。
あとどのくらい生きられるか分からないが、常に「今が帰還不能点だ」という覚悟を持って生きます。
10月の運勢【10月8日から11月6日】を掲載しました。
10月のインタビュー欄を掲載しました。今月は「数学」についてです。今月は今一つ盛り上がりに欠ける話題ですが読んでください。
中川昌彦オフィシャルサイト→http://www.uranai-japan.jp/
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