今月は愚者、今日はペンタクルス6逆位置がテーマです。
ペンタクルス6逆位置
大まかなイメージとしたら、天秤が働かないと捉えても良いでしょう。
天秤は、もちろん正義を表します。
マアト神から、死を連想しても良いんだけど占いの時は、死亡は別なタロットカードがでます。
天秤が働かない。
正義が行われない。もっと身近な問題としたら努力が報われない。行動の成果が出ない。互いの思惑が食い違う。人を好きになっても、その人が自分に振り向いてくれない。
そんなことは日常茶飯事ですよね。
努力が確実に報われるなら、ほとんどの人は努力するでしょう。 懸命に頑張れる。
でも、そんなことは稀だと知っている。
それを知ったうえで努力する。懸命に頑張る。そして、報われないと知る。
知った時にどうするか。
愚者
旅です。
白いバラは神の英知と愛です。
愚者・ペンタクルス6逆位置
いま、カップ5逆位置が浮かんできました。
報われないと知ったとしても、いつまでも立ち止まっているわけにはいかない。旅は続けなければならない。
その代わりに我々人間から見れば、実際また河童 のお産ぐらい、おかしいものはありません。現に僕はしばらくたってから、バッグの細君のお産をするところをバッグの小屋へ見物にゆきました。河童もお産をする時には我々人間と同じことです。やはり医者や産婆 などの助けを借りてお産をするのです。けれどもお産をするとなると、父親は電話でもかけるように母親の生殖器に口をつけ、「お前はこの世界へ生まれてくるかどうか、よく考えた上で返事をしろ。」と大きな声で尋ねるのです。バッグもやはり膝 をつきながら、何度も繰り返してこう言いました。それからテエブルの上にあった消毒用の水薬 でうがいをしました。すると細君の腹の中の子は多少気兼ねでもしているとみえ、こう小声に返事をしました。
「僕は生まれたくはありません。第一僕のお父 さんの遺伝は精神病だけでもたいへんです。その上僕は河童的存在を悪いと信じていますから。」
バッグはこの返事を聞いた時、てれたように頭をかいていました。が、そこにい合わせた産婆はたちまち細君の生殖器へ太い硝子 の管 を突きこみ、何か液体を注射しました。すると細君はほっとしたように太い息をもらしました。同時にまた今まで大きかった腹は水素瓦斯 を抜いた風船のようにへたへたと縮んでしまいました。
芥川龍之介 河童
ここ数ヶ月「優性主義」について考えています。
きっかけは、旧優生保護法のもとで強制不妊手術を受けた女性が国を訴えたこと、新型の出生前診断が行われ始めたことです。
優性主義というと、ナチズムや、やまゆり園での殺人事件を連想する人も多いかもしれないけど、あれは優性主義とは全く違うもんだと思います。
優性主義が良いとか悪いとかではなく、社会がどうとか、国家がどうとかでもない。
僕は超自己中だから、一番興味がある人間は僕自身。
僕の中に優性主義があるのかないのか、あるとしたらどのくらいかに興味があります。
Love & Peace
3月【3月6日から4月4日】の運勢を掲載しました→http://www.uranai-japan.jp/unsei.html
今月のインタビューを掲載しました、【文章を書く】です→ http://www.uranai-japan.jp/intervew.html
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