2017年6月18日日曜日

映画「メッセージ」


2017年6月
ゲリラ豪雨のようで梅雨の雨とも思えない。 
「なに観に行くの?」と妻
「メッセージ」
「やっぱり、あんたが好きそうな映画(笑)」


1990年6月
東京都下の田舎で森田童子とDoorsを聴きながら死ぬ準備を着々としていました。


「メッセージは来た?」と妻。
電波度合いとしたら★★★☆☆って感じかな。「サイン」のほうが強い。

去年、初めて鱧を食べた。
今夜はお好み焼き。
鱧を食べているときに「高校時代のあんたに大丈夫だよと言ってあげたいでしょ」と妻。
「うむ」とうっすらと涙ぐむ俺。


未来を知るということがテーマの映画でした
続きを読む
      edit

6月18日 審判・カップ3逆位置

休みです。
今月は〈審判〉、今日は〈カップ3逆位置〉

〈カップ3〉
〈3〉という数字に秘められたメッセージは前から言っているとおり成長。
そして、そのメッセージを行為としてあらわすために〈カップ3〉

Maidens in a garden-ground with cups uplifted, as if pledging one another.
誓い・・・

なにを誓い合っているのでしょうか。
独りで苦しみもがきながら成長するときも必要だし、仲間と誓い合い友情の仲で成長するということも必要だという当たり前のことが描かれています。

タロットって不思議だよね。神秘体験だけではなく、ごくごく当たり前のことが人間の成長に繋がるんだよと教えてくれます。



今日は逆位置に出ました。
恵まれすぎるということへの警告でもあるし、恋愛ならば三角関係を意味するときもあります。

三角関係ねぇ。これはめんどくさい。やるならば五角、六角、もっと多角形として、無限大に角を増やせば円に近づき丸くなり、めんどくさくなくなるときもあります(笑)

人間関係としてみれば、逆位置だと争いほどの強いものはないが、不和や風通しの悪さ、思惑の違いなども表す時があります。
これも当たり前だが、他人との思惑の違いなんて山ほどある。






〈審判〉

すべての救済
慈悲
他者に利益や安楽を与える
岩波仏教辞典




〈審判〉〈カップ3逆位置〉
ふと「禁欲」という言葉が浮かんだ。
禁欲って倫理とか道徳とかじゃなく、心の平安を得るために欠かせないもんだとつくづく感じた。

もういい。お金もセックスも食事も睡眠も知足。
俺には豊富過ぎると苦の元。
そして感謝を忘れてしまう。









時々、京浜急行線に乗ります。昨日も乗りました。
頻繁に車内アナウンスで「踏切に人が立ち入った時は停止ボタンを押し…」というアナウンスが流れます。
それを聞くたびに、児玉征史さんを思いだします。無念だったろうな。だが、この方を思うと人間が持つ無限の可能性を感じます。

続きを読む
      edit

2017年6月17日土曜日

6月17日 審判・ワンド10逆位置


東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまで居ます。
今月は〈審判〉、今日は〈ワンド10逆位置〉

〈審判〉
僕はこのカードに対して思い込みが強すぎたようです。
死後の世界、復活などというキーワードから、天国や極楽、浄土、地獄、餓鬼界、阿修羅界などを思い浮かべていた。

超越神、絶対神、天地創造神が創ったといわれる、いわゆる「あの世」に対する信仰が必要だと思っていました。有神論に立つ必要があると思っていました。




ずれていたかな・・・言葉にできるかな・・・ずれるかな・・・
死後の世界
昨日、街を歩いているときに、ふと「俺が死んでもこの世界はある」ということが腑に落ちた。

極楽?地獄?知らない。
知っているのは、誰かが死んでもこの世界はある。俺が死んでもこの世界はある。
死後の世界は、この世界。
ならば、〈審判〉は、この世界の中でしっかりと生きることでも血肉にできるのじゃないか?

厨二的に。
俺は、〈俺の死後の世界〉を生きている。この世界を誰が作ったかは分からないが有る。ま、厳密に言えば有ると仮定しなきゃ始まらない。 この世界をしっかりと生きる。

64歳ジジイの決意が「しっかりと生きる」、(おせぇーよw)という声が聞こえるのは幻聴だろうか(笑)



〈ワンド10〉
いろいろなことを抱えている人の物語。
足元が見えていないが、少しずつはゴールに近づいている。だが、抱え続けてたどり着くところは平和なのだろうか。

もちろん成功は意味するカードです。

今日は逆位置に出た。棒を少し減らそう。そしてゴールを目指す。



〈審判〉〈ワンド10逆位置〉
集中してしっかりと生きる。
芥川龍之介 遺書
五あらゆる人々の赦さんことを請ひ、あらゆる人々を赦さんとするわが心中を忘るる勿れ。


「人は死刑囚のようなものだ」と言った哲学者がいました。

疲れているのか、歳をとったのか、なんなのか、よく分からないけど、ここんとこ急速に〈神〉とか〈来世〉などの関心が薄れてきた。

システマチックな因果の世界の中で、今をどう生きるかだけに興味が強くなってきている。




一昨日、妻が「先生、○○なんだけど占って」と言った。俺は「お客さん、ツケが溜まってますよ」と答えて占った。

1990年6月
俺は独りで死ぬ準備を着々としていた。
翌月に運命が変わるとも知らずに(笑)


6月の運勢をアップしました。
6月のインタビューをアップしました、今月は「タイムマシンの旅」です。
中川昌彦オフィシャルサイト      
続きを読む
      edit

2017年6月16日金曜日

6月16日 審判・ソード8逆位置


東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈ソード8逆位置〉

〈ソード8〉
取り返しのつかない束縛ではなく、一時的な拘束と述べられています。

実占時に、心理や潜在部分に出たときは、依頼者の力を出し切れない状態を表す時が多いかな。

緩く巻かれた布。目隠し。裸足。彼女を取り巻く剣。
見ない。
動かない、だから刃に触れて傷つくことは無い。だが足元はどろどろだと感じている。

動かない。動けない。このカードの遠景には、館が描かれています。助けがこようとも剣が阻んでいます。
〈8〉は〈∞〉と関連しています。
この状態はいつまで続くのだろうか…

今日は逆位置に出た。
怖い…だが!
よく言われる言葉だけど「傷つくのを恐れて動かないことは、傷つくよりも辛い」





〈審判〉
全てが救われる



〈審判〉〈ソード8逆位置〉
雨ニモマケズ 宮沢賢治
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ


疲れ切っています。
不思議だ。休んでも取れない疲れ。
脳みそを取り出し、清水で洗い陰干ししたいとぼんやりと空想しています。




6月の運勢をアップしました。
6月のインタビューをアップしました、今月は「タイムマシンの旅」です。
中川昌彦オフィシャルサイト      
続きを読む
      edit

2017年6月15日木曜日

6月15日 審判・ペンタクルスクィーン逆位置

休みです。
今月は〈審判〉、今日は〈ペンタクルスクィーン逆位置〉


〈ペンタクルスクィーン〉


whose qualities might be summed up in the idea of greatness of soul
その才能は、魂の偉大さという考え方にまとめることができます



〈ペンタクルスペイジ〉、ペンタクルスをささげ持つ。ペンタクルスを尊重し学び身につけていく姿。
〈ペンタクルスナイト〉、ペンタクルスを見つめず、足を止めている。ペンタクルスをどのように使うかを考えているようだ。
〈ペンタクルスキング〉、ペンタクルスを築き上げた男。守るため、もっと獲得するためには鎧をちらつかせる男。


では、〈ペンタクルスクィーン〉は?
いとおしげにペンタクルスを見つめている。育むというイメージが湧いてきます。
単に可愛がるのではない、育む。そのためには、知性ということの重要さがあります。そのことも、このカードは表しています。

不思議だよね、〈土〉の女王でありながらも、魂について述べられています。
では、魂とは何か?
これは人それぞれに解釈していいと思う。宗教、思想、信条によっても違うでしょう。
僕は「意志」に近いものではないかと考えています。



こうなるぞ!という志。
僕は「善い占い師になる」


ただ、今日は逆位置に出た。
知性が鋭くなりすぎることへの警告ならば、<ソードクィーン逆位置>でいいでしょう。
私たちの魂の偉大さを軽く扱うことへの警告だと思います。



〈審判〉

It should be noted that all the figures are as one in the wonder, adoration and ecstacy expressed by their attitudes.
すべての人物が・・・


ここに、このカードの意味が現れていると思います。
「すべて」です。



〈審判〉〈ペンタクルスクィーン逆〉
意志を他の人のために使っているか?
今日は、ここが問われます。



毒を食らわば皿まで・・・とはちょっと違うが、しつこく書く。

1990年6月。
俺は死ぬ準備をしていた。ク○みたいな日本で死にたくなかったんでヤワラートかカルカッタへ飛ぶ予定をしていた。そのためのお金を貯めていた。
今ならサラ金で借りて逃げちゃうが(このへんの発想が人としてクズだw但し占いの腕はすごい)、あのころの俺はサラ金にすら見放されていた。クレカなんてのも論外。働いて貯めるしかなかった。

静かに、静かに、準備をしていた。
寂しさって心の痛みだけじゃなく、肉体の痛みも引き起こす。痛みを感じながらも平静に仕事をし、ヘラヘラ笑いながら着々とお金を貯めていた。





翌月に運命が変わるともしらずに(笑)
努力も不要、忍耐も不要で運命が変わることもある(笑)


急がないで!!
一寸先は闇というけど、その反対に一寸先は光ということもあるからね。


6月の運勢をアップしました。
6月のインタビューをアップしました、今月は「タイムマシンの旅」です。
中川昌彦オフィシャルサイト      
続きを読む
      edit

2017年6月14日水曜日

6月14日 審判・ソード10


東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈ソード10〉

〈ソード10〉
痛々しい絵柄です。
It is not especially a card of violent death.

こう述べられていますので、violentではない死は暗示するのでしょう。

剣が綺麗に並んでいないところも感じが悪いね。単に終わりということだけではなく、後始末の大変さも感じ取ることが出来ます。

人生で死は一度しかないけど、〈ソード10〉が意味する「痛み、悩み、失敗、損失」などは何度も味わうことがあるかもしれません。
立ち上がれるのだろうか?この苦痛はいつまで続くのだろうか?もう終わりにしたい。。。
そんな状態になったことが無い人はいないとおもう。

剣の終わり。いろいろな計画を立てていた、だがそれも日の目を見ることなく終わった。挑戦した、だが成功はしなかった。
この分野では二度と計画を立てることすら出来なくなる、挑戦することすら出来なくなる。
こういう状況に追い込まれることは生きてりゃ数回はある。

そんな時にどうするか?このカードに描かれている黄色と青の部分に意識を置き換える。たやすいことじゃないけどね。

実占時、時系列に出たときは、単にサイクルの切り替わりを意味することがあります。
だが、心理や潜在ポジションのカードをしっかりと読み取ってください。 「鎮痛剤」が必要かもしれないからね。




〈審判〉
すべての人の喜び。解放。
But in this card there are more than three who are restored
ここが〈悪魔逆位置〉の解放と違う点だと思います。




〈審判〉〈ソード10〉
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
宮沢賢治  雨ニモマケズ

ここに答えがあると思います。

〈ソード10〉
終わり。
終わらなきゃ始まらないことって生きてりゃ何回かあります。






雨季だ。
GOAにいた時に雨季が始まってしまった。
海辺に建っているコテージという名の掘っ立て小屋に滞在していました。雨が降り続ける日々。波打ち際が毎日毎日どんどん扉の先に近づいてくる。

ヒッピーたちもほとんどヒマラヤのほうに移動し海辺は寂しい。パーティも無くなった。
査証を延長したばかりで滞在には余裕があったんで、誰もいない海辺で朝から晩までボケーっとしてた。

朝から晩まで一日雨。
胸に釘を刺す日々。




俺たちは自分の胸の釘は抜けないけど、誰かの胸に刺さった釘を抜くことが出来る。



6月の運勢をアップしました。
6月のインタビューをアップしました、今月は「タイムマシンの旅」です。
中川昌彦オフィシャルサイト  
続きを読む
      edit

2017年6月13日火曜日

6月13日 審判・カップ5

横浜関内占い月天子に12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈カップ5〉

〈審判〉
全ての人が楽になる。全ての人が解放される。




〈カップ5〉
もちろん、意味は絵柄を見たままです。
だが、これは小アルカナ。人生の刹那を切り出したものです。

倒れたカップ、呆然と見続けるしかない人物。
だが背後には二つのカップが立っている。河には橋が架かっている。向こう岸には館が見える。

こんな瞬間がない人生が幸せとか運が良いとか言うのかもしれませんね。
だが、いつ僕たちに〈カップ5〉が訪れるか分かりません。

大げさかもしれないけど、三つのカップを失った者は残りのカップを館まで運ぶ義務と責任が生じる。




〈審判〉〈カップ5〉
「終わりではない」「まだやることがある」「それは誰かのためになる」


1990年6月
あの頃に一緒に遊んでた仲間はほとんど死んじゃった。
ちょっぴり寂しい。





6月の運勢をアップしました。
6月のインタビューをアップしました、今月は「タイムマシンの旅」です。
中川昌彦オフィシャルサイト  
続きを読む
      edit