三島由紀夫原作、美輪明宏主演「葵の上、卒塔婆小町」＠新国立劇場

カーテンコールの時になにかわけわからないものが込み上げてきて涙が止まらなかった。

「泣いてたでしょ、あたしベンチのシーンではちょっと寝ちゃった」と妻。

ちょっと寝ちゃった、寝ちゃった・・・・・・

価値観の違いが大きすぎる。猫達といい妻といい俺とは価値観が違いすぎる者たちと暮らしています。

観劇のあと、ちょっと贅沢な寿司を食べながら「俺は前世でよっっぽど良いことをしたようだ」というと妻は微笑んだ。

「卒塔婆小町」
美輪さんは最後の台詞を削った。その理由を上演パンフレットに書いてあります。
恋する男を救おうとする〈女〉の情念なんだろうか。叶うことのない情念。

俺は、この戯曲をどうしても豊饒の海と重ね合わせてしまう。
生き延びて老醜を晒すしかない〈人〉は、輪廻する者の〈何か〉に恋せざるを得ない。

小町は99歳という設定なんだ。
若いときって99歳なんて永遠のように思えたが、この歳になるとちょっと先って感覚です。
時間は不思議。

俺は少しずつ老醜を晒し始めている。 俺は誰かに恋をしたことがあるかなと。

99年が永遠に感じるときもある。

だが、永遠に続く苦しみは無いと信じたい。
恒轉如暴流 阿羅漢位捨

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4/2 変えてみる

休みです。
今日は三島由紀夫原作、美輪明宏主演の卒塔婆小町を観に行きます。僕の中で去年あたりから続いている三島ブームの流れです。なんだろうね。

今月は運命の輪。
今日はカップ4。

カップ4
青い空、緑の草地。綺麗に並べられた三つのカップ。空中から贈り物のカップが差し出されている。
それなのに、若者は楽しげでもなく、差し出されたカップを受け取ろうともしていない。
不満や憂鬱を感じているのに動かない。動けない。これは〈悪〉だ。正そう。


運命の輪。
あまりにも微細なので分かりづらいが全てが繋がっている。


運命の輪・カップ4
不満や憂鬱なのに動かない、動けないのには必ず原因がある。その原因を探すのも大事だが、毒矢の喩えもあることだし、今日はこの状態から抜け出す方法を考えて行為として表してみよう。
太っていることが不満ならダイエットを始めてみる。収入が不満なら働く。環境が不満なら環境を変える。憂鬱なら体操をする、瞑想をするなど。

全てが繋がっているのだから、必ず結果が出る。


そして、なにを目指して行為をするかが大事なんだ。

今日行く新国立劇場は新宿なんだな。新宿は行くときは月に何回も行くし、行かないときは何十年も行かない。不思議な縁だ。

歳をとったせいか歌舞伎町周辺には縁が薄くなった。綺麗になったという話を聞いた、どんな感じなんだろう。あぁ、花園神社。道の右側にあるラブホ。部屋の雰囲気はうっすらと思いだせるが誰といたのかが想いだせない…クズだ(笑)。



今月のインタビュー、運勢を掲載しています。
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4/1 敵への対処

東京占いマクトゥーブに12時から18時ころまでいます。

今月のタロットを決めるときは通常のようにシャッフルそしてカット。三つに分けて戻し、めくっていき一枚目に出た大アルカナにしています。
今月は当然のように先月に引き続き、運命の輪でした。
今日はワンド９

運命の輪。
「運命は過去の行動と現在の行動によって決定します。偶然はありません」
この一行で良いはずだ。これを今月も骨身に叩き込む。

今日の行動の指針がワンド9。
「手ごわい敵」というキーワードです。
自分の中にある、あるいは自分の中にあると錯覚している「手ごわい敵」。これは何か？


運命の輪・ワンド9。
どうせ変わらないと思い込んでいる自分の中の何かを行為によって変えて運命を作っていく日。
勉強するのもいいし、身体を休めるのもいいし、人に優しくするのもいいね。

新宿あたりをうろつくのはお腹いっぱい(笑)



昨日は俺の放浪時代の末期を知っている数少ない人が来てくれた。
「幸せだなと感じることが大きくなると同時に申し訳ないという気持ちも大きくなるね」というような話でしみじみと。
だったらどうするかという話をしました。


過去は変えられないけど、過去に対する思いは変えられる。そして運命を作っていく話をしていました。
なんにでも成れるかどうかは分からない。俺はいくら努力してもEXILEには入れないかもしれない。
だが少しでも善人に近づくことは出来る。行為によって変わる。

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3/31 踏み出す

東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。
今月は運命の輪。
今日は、ソード８をとおして運命を知る。

ソード8
イメージしてみて。
見ない。見ない。目隠しを取ると地面に突き刺さった剣が自分を取り囲んでいる。怖い。だから見ない。
動かない。動くと剣に触れてしまいそう。怖い。
見ない、動かない。だから私は傷つかない。
だが……足元から冷たい感覚が伝わる。足元は冷たい泥沼。


運命の輪
ウェイト氏は偶然の否定と述べています。
不思議だ。仏教でも因縁果という言葉で偶然を完全に否定しています。


運命の輪・ソード8
傷つくのを恐れ閉じこもるのも必然。そして、恐れながらも一歩踏み出すのも必然です。
今日は、一歩踏み出そう。

昨日は久しぶりに西新宿辺りをブラブラしてました。30年？たぶん30年以上ぶりかな。
一時期、このあたりに用事があり、よく来ていた。
ホテルのロビーを使わせてもらっていた。綺麗で静かで居心地がいいからね。


吉凶は動より生じると占いの世界では言われています。
仏教的にいえば、人は三業によって変化していく。お釈迦様の言葉では「人間は生まれによって尊いのでも賤しいのでもない。その人の行為によって尊くも賤しくもなる」。

桜が咲き始めました。また春に出逢えた。
ホント不思議。人って、いや人のことは解らない。俺に限って言うしかない。行為一つで善にも悪にも成れるんだなぁ。



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3/30 荒波に飲み込まれても生き残ること

休みです。
今日はカルチャーセンターで「仏教の人間観」という講座に行ってきます。

今月は運命の輪。
今日はペンタクルス２逆位置が鍵。


















ペンタクルス2逆位置。
背後の波に飲み込まれるというイメージで良いでしょう。虚無的ではなく、小アルカナ・人生だからね。時として波に飲み込まれるのも必要な時があります。
生き残ればいいだけです。

運命の輪。
「偶然は無い」

運命の輪・ペンタクルス2逆位置。
波に飲み込まれグルグルになり生き残る。
生き残ればいい。

昨日は3年ぶりにきてくれた方がいました。結婚して配偶者と一緒にきてくれた。三年前に「ぜんぶすっからかんにして進む。出逢ったらトントン拍子に行くよ」という占い結果を受け心機一転したら、新しく出逢い一気に結婚まで行ったということでした。スゲー嬉しい。
今月は二回結婚報告をしてもらいました。縁。必然で不思議。


依頼者のほとんどは30代40代の男女です。男性も意外に多いよ、僕の場合は半分とはいかないが三分の一は男性です。この人たちが還暦になったころ人生を振り返る。そう、還暦ってそういう時なんだ。

その時に「20年前、30年前より楽になった。そういえばあの占い師の言うとおりだった。なんて名前だったかな、ちょっと怪しげな人だった…」と、ちょっとだけ想いだしてくれたら、転生している俺の阿頼耶識は活性化するだろう。



そして、昨日は来月のインタビューも録音しました。相変わらずインタビューをしてくれる人が「これは載せられない(笑)」という話を交えながら録音しました。
なんで仏教講座に通い始めたかという感じのテーマです。お楽しみに！


唯識という言葉に出逢って40年以上が過ぎた。ほぼ半世紀。あの小説に出逢わなきゃ唯識という言葉を知らなかったかもしれないし、インドに行かなかったかもしれない。結婚もしなかったかもしれない。クズ(ただし占いの腕は凄い)にならなかったかもしれない。家族を知らなかったかもしれない。仕事を知らなかったかもしれない。生きることを知らなかったかもしれない。

何一つ欠けても今がない。不思議だねぇ。

荒波にもみくちゃにされても一本道だった。

生き残るだけでいい。

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2017年3月末 運命

明日のタロット教室の為の題材を作った。
この生徒はもう全て終わっているんだが、ブラッシュアップの為の教室です。
だから、大小アルカナ全部使っています。

占的は「僕の運命」

こういうざっくりとした占的はよくあります。修正点と伸ばす点を読みながら流れを観る。

こういう占的の場合は、トントンと手早く開けていくこと。

 この一枚を開けて、うーんと考え込んでも観えてこない。

全部開けると、違和感がありますね。この違和感は大事です。


月と恋人たち逆位置が結びつくでしょう。
ペンタクルスペイジ逆位置とペンタクルス９逆位置、ペンタクルス５が結びつく。

ペンタクルス２とソードペイジ逆位置が結びつく。そうするとペンタクルスペイジ逆位置が重さを帯びてくる。ここが修正点になる。


ワンド８からワンドクィーン逆位置への流れ、この時にソードペイジ逆位置にならないように注意点をあげる。


世界か。

微かな軌道修正は必要だけど、運命に従っている。

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3/29 自尊心がかかっている

東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。
今月は運命の輪。今日はソード５。

ソード5
勝つか負けるかのシーンに登場するカードです。しかも「不名誉」も意味します。正々堂々とした戦いではなく駆け引きの必要な戦いです。
好きでこんなシーンに出あいたい人は少ないと思う。

ワンド5が生きるための必要な戦いだとしたら、ソード5は人を踏み台にしていく、あるいは踏み台にされる戦いです。こんなシーンに出逢わないで一生を終える人もいると思う。だが、巻き込まれたなら何が何でも勝たなきゃならない。名誉がかかっている。

ソードエースを想いだしてください。

ここに描かれた王冠は単なる権力のシンボルではありません。


運命の輪・ソード５
今日の戦いには名誉がかかっている。自尊心がかかっている。なにがなんでも勝たなきゃならない。

一つだけ絶対に忘れないでほしいことがあります。
こないだ、悪魔のカードを見ていて気が付いた。
剣の振るい方を間違えないこと。「悪魔」と戦うのではなく、「鎖」を斬るように剣を思いっきり振り下ろしてください。

また春に出逢えました。
嬉しいね。
感謝して春を味わう。感謝して季節を味わうなんてこと自体が奇跡としかいいようがありません。


ソード５
勝つか、負けるか。「あんたは勝ち組でも負け組でもなく、這い上がり組だ」と妻に言われたことがあります。這い上がれたかどうかはまだ分からないけど、生き残ったことだけは確かだ。

お願いです。戦う敵を間違えないでください。

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