2017年6月15日木曜日

6月15日 審判・ペンタクルスクィーン逆位置

休みです。
今月は〈審判〉、今日は〈ペンタクルスクィーン逆位置〉


〈ペンタクルスクィーン〉


whose qualities might be summed up in the idea of greatness of soul
その才能は、魂の偉大さという考え方にまとめることができます



〈ペンタクルスペイジ〉、ペンタクルスをささげ持つ。ペンタクルスを尊重し学び身につけていく姿。
〈ペンタクルスナイト〉、ペンタクルスを見つめず、足を止めている。ペンタクルスをどのように使うかを考えているようだ。
〈ペンタクルスキング〉、ペンタクルスを築き上げた男。守るため、もっと獲得するためには鎧をちらつかせる男。


では、〈ペンタクルスクィーン〉は?
いとおしげにペンタクルスを見つめている。育むというイメージが湧いてきます。
単に可愛がるのではない、育む。そのためには、知性ということの重要さがあります。そのことも、このカードは表しています。

不思議だよね、〈土〉の女王でありながらも、魂について述べられています。
では、魂とは何か?
これは人それぞれに解釈していいと思う。宗教、思想、信条によっても違うでしょう。
僕は「意志」に近いものではないかと考えています。



こうなるぞ!という志。
僕は「善い占い師になる」


ただ、今日は逆位置に出た。
知性が鋭くなりすぎることへの警告ならば、<ソードクィーン逆位置>でいいでしょう。
私たちの魂の偉大さを軽く扱うことへの警告だと思います。



〈審判〉

It should be noted that all the figures are as one in the wonder, adoration and ecstacy expressed by their attitudes.
すべての人物が・・・


ここに、このカードの意味が現れていると思います。
「すべて」です。



〈審判〉〈ペンタクルスクィーン逆〉
意志を他の人のために使っているか?
今日は、ここが問われます。



毒を食らわば皿まで・・・とはちょっと違うが、しつこく書く。

1990年6月。
俺は死ぬ準備をしていた。ク○みたいな日本で死にたくなかったんでヤワラートかカルカッタへ飛ぶ予定をしていた。そのためのお金を貯めていた。
今ならサラ金で借りて逃げちゃうが(このへんの発想が人としてクズだw但し占いの腕はすごい)、あのころの俺はサラ金にすら見放されていた。クレカなんてのも論外。働いて貯めるしかなかった。

静かに、静かに、準備をしていた。
寂しさって心の痛みだけじゃなく、肉体の痛みも引き起こす。痛みを感じながらも平静に仕事をし、ヘラヘラ笑いながら着々とお金を貯めていた。





翌月に運命が変わるともしらずに(笑)
努力も不要、忍耐も不要で運命が変わることもある(笑)


急がないで!!
一寸先は闇というけど、その反対に一寸先は光ということもあるからね。


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2017年6月14日水曜日

6月14日 審判・ソード10


東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈ソード10〉

〈ソード10〉
痛々しい絵柄です。
It is not especially a card of violent death.

こう述べられていますので、violentではない死は暗示するのでしょう。

剣が綺麗に並んでいないところも感じが悪いね。単に終わりということだけではなく、後始末の大変さも感じ取ることが出来ます。

人生で死は一度しかないけど、〈ソード10〉が意味する「痛み、悩み、失敗、損失」などは何度も味わうことがあるかもしれません。
立ち上がれるのだろうか?この苦痛はいつまで続くのだろうか?もう終わりにしたい。。。
そんな状態になったことが無い人はいないとおもう。

剣の終わり。いろいろな計画を立てていた、だがそれも日の目を見ることなく終わった。挑戦した、だが成功はしなかった。
この分野では二度と計画を立てることすら出来なくなる、挑戦することすら出来なくなる。
こういう状況に追い込まれることは生きてりゃ数回はある。

そんな時にどうするか?このカードに描かれている黄色と青の部分に意識を置き換える。たやすいことじゃないけどね。

実占時、時系列に出たときは、単にサイクルの切り替わりを意味することがあります。
だが、心理や潜在ポジションのカードをしっかりと読み取ってください。 「鎮痛剤」が必要かもしれないからね。




〈審判〉
すべての人の喜び。解放。
But in this card there are more than three who are restored
ここが〈悪魔逆位置〉の解放と違う点だと思います。




〈審判〉〈ソード10〉
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
宮沢賢治  雨ニモマケズ

ここに答えがあると思います。

〈ソード10〉
終わり。
終わらなきゃ始まらないことって生きてりゃ何回かあります。






雨季だ。
GOAにいた時に雨季が始まってしまった。
海辺に建っているコテージという名の掘っ立て小屋に滞在していました。雨が降り続ける日々。波打ち際が毎日毎日どんどん扉の先に近づいてくる。

ヒッピーたちもほとんどヒマラヤのほうに移動し海辺は寂しい。パーティも無くなった。
査証を延長したばかりで滞在には余裕があったんで、誰もいない海辺で朝から晩までボケーっとしてた。

朝から晩まで一日雨。
胸に釘を刺す日々。




俺たちは自分の胸の釘は抜けないけど、誰かの胸に刺さった釘を抜くことが出来る。



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2017年6月13日火曜日

6月13日 審判・カップ5

横浜関内占い月天子に12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈カップ5〉

〈審判〉
全ての人が楽になる。全ての人が解放される。




〈カップ5〉
もちろん、意味は絵柄を見たままです。
だが、これは小アルカナ。人生の刹那を切り出したものです。

倒れたカップ、呆然と見続けるしかない人物。
だが背後には二つのカップが立っている。河には橋が架かっている。向こう岸には館が見える。

こんな瞬間がない人生が幸せとか運が良いとか言うのかもしれませんね。
だが、いつ僕たちに〈カップ5〉が訪れるか分かりません。

大げさかもしれないけど、三つのカップを失った者は残りのカップを館まで運ぶ義務と責任が生じる。




〈審判〉〈カップ5〉
「終わりではない」「まだやることがある」「それは誰かのためになる」


1990年6月
あの頃に一緒に遊んでた仲間はほとんど死んじゃった。
ちょっぴり寂しい。





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2017年6月12日月曜日

6月12日 審判・ワンドナイト

横浜関内占い月天子に12時から21時ころまでいます。
今月は〈審判〉、今日は〈ワンドナイト〉

〈審判〉
すべての人物は、彼らの態度によって表現される不思議、崇拝、恍惚のようなものであることに注意してください。
It should be noted that all the figures are as one in the wonder, adoration and ecstacy expressed by their attitudes.

全ての人物
ここに、このカードの本質があるんじゃないだろうか。

〈節制〉や〈星〉のような、静かに満たされている感じはないけど、このカードには分け隔てなく喜ぶという、人間が持っている本来の明るい姿が描かれていると思います。

 
分け隔てなくです。
敵も味方も分け隔てなく。好きな人も嫌いな人も分け隔てなく。

ここまできたら、分けるということが無くなるまで即。


実占時には、質問者の本質が出てくる場合が多い。そして、質問者は単に本質を主張したり表明したりするだけではなく、一歩進んだ解決策を見つける。




〈ワンドナイト〉
彼は武装していません。
He is passing mounds or pyramids. 彼は塚やピラミッドを過ぎています。
これはなんだろうか?
まさか昔懐かし(笑)
Don’t trust anyone over 30 30歳を過ぎたやつらを信用するな

古墳よりも、王の権威よりも、古くから伝わるものを探す姿かな。

コートカードですから、人物として読んでいくのが基本。
もし、該当する人物が出ず、依頼者もそういうタイプでないなら、〈火〉と〈馬の脚〉というところから読んでください。


〈審判〉〈ワンドナイト〉
答えを探そう。


さて、64回目の夏が来ます。俺はどのように生きるか。
どのようにして「Don’t trust anyone over 30」をしていくか。

34年前。30になる手前。

メインの仕事は臨配(りんぱい)と呼ばれる仕事。まだ新聞が読まれていた時代。
新聞はインテリが作りヤクザが売ると言われていた時代。
新聞社は公然と発行部数を水増して平気だった時代。朝日も読売も産経も本社が販売店に新聞を押し売りしていた時代。


新聞って毎朝、毎夕必ず配達しなきゃならないじゃん。だが配達するのも人間だから病気になったりして休むこともある。また、新聞配達員なんてそれほど倫理道徳観念があるわけじゃないから突然辞めてしまうです。そうすると配達区域に穴があきます。

その穴を埋めるために臨配ってのが必要になるんです。

臨配団という組織があって、お金が無くなるとフラッと立ち寄る。そうすると「○○に行く?」と聞かれ、気が向いたらそこへ行きました。関東、東海地方のあちらこちらに行ったなぁ。
給料は普通のバイトより良く、そして部屋、食事付きだからお金は溜まる。
数か月働いたら辞めてブラブラダラダラあちこち観光して過ごす。






思考を止め、快楽が判断基準になっていた時代でした。


そんなんのをなんとか1980年代は続けられましたが、90年にはお手上げになりました。
日本では死にたくなかったんでバンコクかカルカッタでサクッと死のうと90年6月は準備をしていた。
不思議な感覚でした。社会を責めたり、親を責めたり、自分を責めたりなんてのは全く無かった。後悔も無かった。淡々と準備をしていた。
有ったのは痛みを伴うような寂しさだけでした。

翌月に運命が変わるとも想像もしていなかった1990年6月。






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2017年6月11日日曜日

6月11日 運命

休みです。

久しぶりに酷い展開かな。
疲れ切っているのがアリアリと出ているね。自分のことながら(可哀想に…)と思うよ。


救いと言えば、6、7、9、10と終盤域の数。
〈ワンド10逆位置〉をやりきる。



まぁ、〈ペンタクルス2〉をやると〈ワンド10逆位置〉になるから、〈ペンタクルス2〉をやらないと〈ソード6逆位置〉をするという読みもありです。

ウィリアム・B・イェイツの詩集「薔薇」から「年をとったら」When You Are Old(壺齋散人訳)

  年をとってまどろみがちになったら
  暖炉のそばで この本を手に取り
  ゆっくり読みながら 思い起こしてごらん
  自分が若かった頃の瞳の耀きを

  多くの男たちが若いお前を愛した
  時には偽りから 時には真心から
  だが年をとっていくお前の悲しそうな顔を
  愛した男はひとりだけだった

  燃え盛る薪のそばに身をかがめて
  すこし悲しそうにつぶやいてごらん
  その愛も山の彼方へ逃げ去って
  星屑の中に消えてしまったと


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2017年6月10日土曜日

6月10日 審判・ソードキング

東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から18時ころまでいます。

今月は〈審判〉、今日は〈ソードキング〉

連日のようにコートカードが続きます。
コートカードが多い時には、おおまかに三通りの読み方から入ると楽です。

〈ソードキング〉
He sits in judgment, holding the unsheathed sign of his suit.

このように述べられています。
不思議なのは、〈ソードクィーン〉に関しては剣の位置について述べられているのに、ここでは触れられていない。

〈カップキング〉と〈カップクィーン〉、ここにも共通した違いのような気がしています。

〈ソードキング〉〈カップキング〉
この二枚には不安定さが潜んでいる。





自分を占う時に、象徴カードして〈ソードキング〉がよくでる。
抜きがたい【偏り】が俺の中にある。
「人間なんてそんなもんさ」とは言いたくない。なぜなら、その【偏り】は俺の苦の元。

今日は自分の中にある【偏り】に注意をしましょう。





〈審判〉
But in this card there are more than three who are restored
しかし、このカードでは3人以上が復活しています

3ではなく、多数。





〈審判〉〈ソードキング〉
全てに対して偏りなく接する。
これは相当難しいかもしれないが、挑戦する価値はあると思う。



1990年6月
なんでこんなしつこく繰り返しているかというと、1ヶ月後に運命が変わることがあるから。
結局のとこ吊るしかないかもしれないけど、今月じゃないと思うよ。

棚ボタがあるかもしれない。




〈ソードキング〉
he is rather the power of life and death,

ここはどういう秘密があるのだろうか。
剣の王は生か死を決める力を持っているとでもいうことでしょうか?






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2017年6月9日金曜日

6月9日 審判・ソード女王

東京秋葉原占いマクトゥーブに12時から21時ころまでいます。


今月は〈審判〉、今日は〈ソード女王〉


〈ソード女王〉
 Her right hand raises the weapon vertically and the hilt rests on an arm of her royal chair

垂直に持っていますね。ここが〈剣の王〉と違う点です。
ただし、垂直とはいっても慈悲は意味していません。
また、悲しみの女性という意味も付け加えられています。




1990年6月
まだバブルの名残がちらほらと。俺も都下とはいえ住まいは2DK。独り暮らしには十分。
サクッと放浪を〆られるように、テレビもエアコンも冷蔵庫も炊飯器も洗濯機も無く。

でっかいラジカセとCDやレコードが100枚くらい、本を10冊ぐらい
仕事から帰ると森田童子とDoors
キラキラ光るガラス管の中に真っ赤な地図の花が咲く




惚気に聞こえてもかまやしないが、女房のいい点の一つ。
俺が森田童子を聴き始めると一切語り掛けてこない。





このカードに描かれている女王は腕飾りを着けています。
ここを心に留めて読む必要がある場合が時として。
悲しみには。狂うか。生きるか。
生きることを選ぶときに、占いが一助になれば。






〈審判〉
all that is lower in our nature rises in response

天使が吹くラッパを合図に人の中にある拭い難い何かが上向く。
angel、天使としか言いようがないのだろうが。キリスト教的に言えばangel
仏教的に言えば諸菩薩じゃないかな。


そして、このカードの本質は、僕たちがangelに成れるということ。





〈審判〉〈ソード女王〉
悲しんでいる人に寄り添う。まずはそこから。






春先からタロットを学びたいという人が3人増えました。

なんども言っているけど、タロットや易などの卜占は3歳の子供でもできる。受気比だから。

良い占い師になってほしい。







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