2019年11月4日月曜日

映画「閉鎖病棟」


題名が気になったのがきっかっけで観てきました。

相変わらず偏りとネタバレを使った、自分語りですw




凄い映画だった。
俺の映画評なんて参考にもならないだろうけど、これは観といたほうが良い。






設定は、精神病院、しかも閉鎖病棟(映像の病院は解放病棟だと思った)。
登場人物は死刑失敗した元死刑囚と精神を病んで何年も入院している人たち。死刑執行に立ち会う人達、執行ボタンを押す人達。患者をサポートする医療関係者たち。患者をとりまく(家族)達。

当事者には(これはありえないよ)という部分もあるだろうし、そして大半の人は当事者でないし、縁もゆかりもない設定だと思います。

だけど、全ての人に当てはまる世界を描いていると感じました。



小林聡美、良かったなぁ。毅然として、優しい。
木野花、ダンサーインザダークだっけ、あの映画を思い出した。物凄く美しくて悲しいな。
渋川清彦、クズだった。見事にクズだった!



日曜の昼間に映画とはいえ出かけるわけじゃん。題名からして行かないと思ったけど、エチケットとして「閉鎖病棟って映画を観に行ってくる。行く?」と声をかけました。

「綾野剛が主演の映画?インスタをフォローしてるから広告が最近流れてた。綾野剛を観たいから行く」と返ってきました。
インスタ?妻はインスタをやってるの?え?まぁいい。

「主演は鶴瓶だと思うよ」「そうかしら」などと言いながら映画館へ。
主演は小松菜奈だった。いや、主演というか鍵が彼女だった。殴られて血を流し、証言台に自ら立つことで、秀丸の為に己の血を流した。






血が流れて、救済があり、奇跡が起きた。
早く死ぬことだけしか願わなかった男が、失敗しても失敗しても再び立ち上がろうとする男になった。




エンディング。
立ち上がれることが出来たか、出来なかったか。
どちらでも善いんだ。

あのシーンは記憶に残る。






映画の途中、なんども泣いたなぁ。いくつかのシーンで涙が止まんないのよ。
妻は「あんただけ笑ってたシーンがあった」と笑いました。

ここまで来させて貰った。ありがたい。

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