2018年8月30日木曜日

8月30日(木) 悪魔・ペンタクルス3

休みです。


今月のテーマは悪魔。今日の鍵はペンタクルス3
早いな、もう8月も終わり。暑い暑いと言っているうちに秋が来ます。不思議。
この秋で65歳になる。不思議。いつの間にか秋になるように、気がついたらジジイになっていた。




ペンタクルス3
新人の大工と聖職者と商人の物語です。大工が一個一個レンガを積んで教会を建築しています。真剣に、慎重に一個のレンガを積み続ける。

窓がない、ここは地下室なのかもしれない。

遠景の暗闇は、恐怖や不安ともとれるし、荘厳さや神秘ともとれます。
一部の人は暗闇に、自分の力を超えた存在の働きを感じるんだろう。



昔、Goaの海辺にコテージという名の掘っ立て小屋を借りて1ヶ月ほど過ごしてた。もちろん部屋には風呂もシャワーもトイレもない、電気もない。夜はランプの灯りで過ごしていました。

屋根はシュロの葉で葺いていた。風が吹くと屋根のシュロの葉が小雨のような音を立てる。(ん?雨?)と外に出ると、暗闇と満天の星明かり。
バーンと広がった天の川が天空を横切っていた。






新人の大工の腕を信じて、仕事を任せる聖職者と資材や資金を応援する大商人が描かれているのがペンタクルス3です。

新人を信じる。
10代後半から20代前半、なにも信じられなかった。あまりにも苦しいので誘われるままに色んな宗教の会合に行きました。
キリスト教系から神道系や仏教系の会合に出たけど、嵌れなかった。素直じゃなかったし、馬鹿だったんだろう。捻くれていた。

人も組織もなにもかも信じられませんでした。

なんであんなに捻くれたんだろう、ま、宿命だな(笑)
(インドに行きゃ何とかなる)とうわ言のように呟きながら気絶するまで飲んだくれていた10代後半から20代前半の日々。酒は好きじゃないのにね。






悪魔

「自分がされて嫌な事を人にしてはいけません」と教わったけどさ、今一番嫌なのは病老死。だけど誰かが僕に病老死を強制しているわけでもない。
自然の成り行き。



自然の中で生かされ楽しんでるけど、自然が苦しみをもたらす。不思議だなぁ。
悪を色で表すと黒。光がない状態。暗闇。
自然の中に暗闇がある。

暗闇の中にいたら、悪魔の松明ですら救済の灯りに感じられる。
そしてある種の人たちは、暗闇の中に輝く悪魔の松明を救いの徴と感じて近づき、鎖に繋がれてしまうことが必然なのも事実。宿命と言っても的外れじゃないかもしれません。






悪魔・ペンタクルス3
今日の努力は必然です、無駄にはならない。頑張ろう。






他人には明かせない秘密、もちろん家族には話すことが出来ない秘密を抱えている人ってどのくらいいるんだろう。そのような秘密は誰でも抱えているのだろうか。それとも、そんな秘密を抱えている人は少数派なんだろうか?

ジキル博士とハイド氏。最初は意識して自主的にハイド氏になっていた博士が、次第にハイド氏に自分を乗っ取られる。

自分の中に表立っては言えないものがいる。最初のころ、 そいつは俺の影に隠れていた。そいつと遊ぶことは楽しかった。
だが次第にそいつが力をつけてきた。そいつが光に当たらないために、俺を光を防ぐ盾にし始めた。
そいつは俺の行動を左右するようになった。

誰にでも(そいつ)はいるのかな。
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